いま話題の仮想通貨って何?
仮想通貨(暗号通貨)とは、通貨としての機能を持つ暗号化された電子データのことです。特定の管理者が存在せず、国家による価値の保証はないものの、国境を超えて自由に売買できるため世界基準の通貨となるのではないかと期待されています。
初期は1BTC=0.02円とも言われるビットコインの価格が2018年初頭に一時240万円まで上昇し、その他の通貨も軒並み数百倍・数千倍の値をつけて億り人が大量に排出されました。
学生やフリーターの方が億り人になった事例もあり、宝くじのように一攫千金が得られるかもしれない投資対象として見られています。学生であれば、億り人でなくとも10万円から100万円程度稼げれば十分嬉しいですよね。
現在はバブルが崩壊して暴落を繰り返しているものの、仮想通貨は日本だけでなく世界中で注目され、有名企業がこぞって仮想通貨市場への参加してきています。
今からでは遅いと思うかもしれませんが、仮想通貨の真価が問われるのはこれからであり、学生であっても今からの仮想通貨投資はおすすめです。
なぜ学生に仮想通貨投資がおすすめなのか
仮想通貨投資で面白いのは、1万円が100円になることもあれば、100万円になることもある点です。少額投資でも大きな利益を狙えるので学生であっても始めやすい環境となっています。
また、学生のうちに投資を行う経験自体にも価値があります。
- 労働以外のお金の稼ぎ方を学べる
- 金融リテラシーが身につく
- 社会の変化について考える良い機会になる
貯金するのも良いですが、貯金してもお金は増えません。もし使う予定が明確でない余剰資金があるのであれば、投資にお金を回してみてはどうでしょうか。
少額でも良いので投資を経験してみると経済の見方が少し変わって面白いですし、実際に稼いでみると労働に対する価値観も変わってきます。
浪費を投資に回す
学生にありがちなのが、飲み会やギャンブルのような場で浪費してしまうことです。飲み会に毎月3,000円使っていたとすると、それを仮想通貨に回すだけで年間36,000円も投資することができます。
大学の4年間で14,4000円の金額を仮想通貨投資に回せば、卒業までに百万円近い金額になる可能性もあり、飲み会等で浪費することはそれだけ機会損失を生んでいるかもしれないのです。
もちろん減ることもあり得ますが、元々ゼロになるはずのお金であれば後悔せずに済みます。今すぐ投資に回せる余剰資金がない方は、浪費を投資に回していきましょう。
投資する金額は数千円〜1万円でも問題なく、まずは経験してみることが大切です。
仮想通貨で稼ぐ仕組み
仮想通貨で稼ぐ仕組みは非常にシンプルです。基本的には買った時点から価格が上がった状態で売れば利益に、下がった状態で売れば損失になります。
では、なぜ仮想通貨が稼げると言われるのか?
それは、市場全体にまだ伸びる余地があると考えられているからです。執筆時点の仮想通貨の市場規模は33兆円程度ですが、株式市場は2,000兆円の市場規模があります。
日本のGDPですら500兆円以上あり、世界的なブームになりつつある仮想通貨市場が拡大していけば、必然的に仮想通貨の価格が上昇していくはずです。
投資するかどうかの判断基準は、将来の価格に対して現在の価格が相対的に安いかどうかです。もし仮想通貨に興味を持っていて、社会に普及していく存在であると思うのであれば、投資する価値があります。
学生はトレンドを掴む感受性が高いので、案外投資に向いています。
仮想通貨って危険じゃないの?
間違った投資の仕方をしてしまうと、お金を損するだけでなく借金が生まれる可能性すらあります。
学生がやってはいけない投資方法はこちらです。
- 奨学金で仮想通貨を購入する
- 学生ローンで借金して仮想通貨を
- クレジットカードで購入する
- 生活費を投資に回す
- 強引に家族や友達のお金を借りる
- 追証ありのレバレッジ取引を行う
当たり前のことだと思うかもしれませんが、現実問題として奨学金や学生ローンで得た借金を仮想通貨に投資する学生が多数存在し、中には損失を出して大学に通えなくなってしまった学生もいるようです。
自殺者が出た国もあり、仮想通貨投資に興味があるのであれば、他人事ではありません。
身の丈に合わない投資をしてしまうと生活苦に陥り、さらに借金を重ね、その借金を取り返そうと追加投資をしてしまうといった悪循環が生まれてしまいます。投資は余剰資金で行うことが鉄則であり、借金して投資を行うのは避けましょう。
手元にお金がないなら、先ほど挙げたように飲み会等の浪費を投資に回して仮想通貨を購入するようにしてください。
本当にあった怖い投資詐欺
仮想通貨界では、投資詐欺が横行しています。仮想通貨の価格変動だけでなく、詐欺への警戒も怠らないようにしましょう。
特に、次のような儲け話には要注意です。
- 高利回りの配当が受け取れる
- 確実に稼げる/値上がりする
- 友達を紹介したら紹介料がもらえる
- 市場に出回っていない仮想通貨が手に入る
先日、カフェで仕事をしていたら、若い子たちがやってきて「仮想通貨は稼げるよ」と同世代の子を相手に仮想通貨投資の営業をしている場面に遭遇しました。
まさに上記のような美味い話であり、知識がない人からすると本当のように聞こえてしまうような話でした。しかし、話に出てきたサービス名を検索してみると、酷評が山ほど出てきました。
「美味い話には裏がある」と考え、投資に関する情報はいつも以上に疑ってかかりましょう。
仮想通貨詐欺は若い世代だけでなく、高齢者にも広まっているので、親族の方が引っかからないよう注意喚起もしておくと良いのではないかと思います。
投資詐欺に引っかからないために
仮想通貨は電子データであるため、詐欺師の足取りが掴みづらい特徴があります。手口も巧妙化してきているため、投資初心者にとっては判断が難しいかもしれませんが、詐欺に騙されないためにも以下のような点を意識してみてください。
- 個人経由ではなく、有名な取引所で仮想通貨を購入する
- 特定のネットや個人の情報を鵜呑みにしない
- 美味い話には裏があると考える
- 信頼できる友人に相談してみる
- 口コミ情報をネットで調べる
投資詐欺で最も注意すべきなのは、知人からの紹介で仮想通貨を購入することです。仮想通貨は個人経由で販売することはほぼありません。紹介された時点で怪しいと思った方が良いでしょう。
その対策として案外役に立つのがネット上の口コミです。TwitterやGoogle検索で商品名等を入力すると、怪しい情報であればそれなりの情報が出てきます。また、情報がなさすぎるのも逆に怪しいと思ってください。
仮想通貨投資を行う際は虚偽の情報に惑わされないよう注意するのが欠かせません。自分の頭でしっかりと考えて自己責任で投資を行っていきましょう。
まとめ
必ずしも仮想通貨でなくて良いですが、少額で良いので学生も投資経験を積んでおくと社会に出てからも役立つ考え方が学べます。
生活するので精一杯の学生にはさすがにおすすめできませんが、余剰資金を作れそうであれば仮想通貨投資を始めてみる価値は十分にあります。
投資に興味のある方は「あの時はじめておけば良かった」と後悔しないよう、今のうちに始めてみると良いと思います
ただし、投資は自己責任であり、損をしたからといって他人を責めるべきではありません。他人に流されて始めるのではなく、自分の意思で始めるようにしましょう。