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イーサリアムとは
イーサリアムは仮想通貨市場で時価総額2位を誇る通貨であり、時価総額は約7兆8千万にものぼります。
ビットコインの時価総額は約15兆7千万円ということを、考慮するとイーサリアムの時価総額は約2分の1となります。
もっとも、最大発行枚数と1単位の単価が違うことに加え、技術の開発力に差があることから、近い将来にイーサリアムがビットコインの時価総額を抜き去る可能性もあると言えるでしょう。
また、イーサリアムは分散型アプリケーションのプラットフォームとして、 DappsやICOなどでは、仮想通貨の中でも特に使用率の高い通貨となっています。
イーサリアムが取引に使用される理由は、イーサリアムの特徴的な機能に、ブロックチェーンの内部に契約情報を付帯するスマートコントラクトと呼ばれるシステムがある為です。
スマートコントラクトとは
- スマートコントラクト
ブロックチェーン上において契約の自動化を行うシステムのこと。改ざん・不正が不可能であるブロックチェーンの特性を活かし、契約における手順を全て自動化できます。
詳しい説明はこちらをご覧ください。
スマートコントラクトのメリットは、主に以下の3つです。
- 任意のタイミングで契約を結べる
- ブロックチェーンの特性と相まって改ざんや不正が不可能
- アプリの配信や契約に中間業者を必要としない
その為、イーサリアム以外の通貨でもスマートコントラクトを採用している通貨は少なくありません。
イーサリアムの将来性に着目した場合、通貨・企業における提携先には誰もが聞いたことがあるような大企業が名を連ねます。
例として、MicrosoftやIntel、トヨタなどの企業が提携・出資先としてイーサリアムに対して協力的な姿勢を取っている現状があります。
加えて言えば、イーサリアムは技術開発においても非常に前向きと言える通貨でしょう。開発者であるヴィタリック・ブテリン氏が、スケーラビリティ問題の早期解決に対してオフチェーンであるプラズマの開発を進めています。
ブロックチェーンに対して、不可となるデータを記録しないプラズマの実装は2018年と明言したうえで、通貨そのもののアップデートなどがまだ段階的に残されています。
その為、イーサリアムは時価総額2位の立ち位置に留まっているものの、使用用途や性能の面で、将来性が高く、仮想通貨市場において唯一無二の立ち位置となる可能性を秘めていると言えます。
取り扱い取引所一覧
ここでは、イーサリアムを取り扱っている仮想通貨取引所について解説していきます。
販売所と取引所の違いは、販売所は仮想通貨取引所とユーザー、取引所はユーザーとユーザーが取引を行うものであり、基本的に取引所形式の方が販売額と購入額の差が少ない為、メリットが大きいと言えます。
また、レバレッジ取引は、自身が保有する金額分よりも大きな額で取引を行うことが可能であり、倍率は取引所によって異なります。
bitFlyer

bitFlyer は国内最大の仮想通貨取引所であり、国内外においてセキュリティの高さに定評があります。
セキュリティファーストを謳うセキュリティへの意識の高さや使用しているサーバーの強さ、個人情報の徹底など、bitFlyerは国内でも安心して使用出来る取引所の1つでしょう。
ちなみに、2018年5月現在では、法定通貨に対しての補償制度もbitFlyer独自の制度となっています。イーサリアムの取り扱いについては、販売所形式であり、レバレッジ取引は行っていません。
bitbank

bitbankの特徴は、ビットコインとアルトコイン両方の現物取引において取引手数料が無料となっていることが挙げられます。
また、セキュリティ・システム・サーバーに今まで問題がないことから、ユーザーの人気を集めている仮想通貨取引所の1つと言えます。
イーサリアムの取引に関しては、取引所形式であり、レバレッジ取引は不可能です。
DMM Bitcoin

DMM Bitcoinは、DMM .comを親会社に持つ仮想通貨取引所です。2018年1月に開所し、現在まで大きなトラブルを起こしていません。
DMM.comが多くの分野に進出し、成功を収めたうえで顧客のプライバシーを徹底して守っていることから、DMM Bitcoinについてもセキュリティの高さは信頼できるレベルに達していると言えるでしょう。
DMM Bitcoinの販売形式は、全て販売所形式であり、DMM Bitcoinにおいては、イーサリアム以外の通貨も全てレバレッジ取引が可能です。
Zaif

Zaifは、国内でも大手と呼ばれる仮想通貨取引所であり、国内では唯一仮想通貨による積み立てを行うことが可能です。
加えて言えば、イーサリアムをはじめとした取り扱い通貨の種類は国内でも多く、Zaifトークンやpepeといったトークンを購入することができる点も特徴と言えるでしょう。
また、運営会社であるテックビューロはプライベートブロックチェーンであるmijinの開発・普及、コムサトークンの管理なども行っています。イーサリアムに関しては、取引所形式の販売であり、レバレッジ取引は不可能です。
QUOINEX(コインイクスチェンジ)

QUOINEXは、国内でもbitFlyerに次ぐ資金力を有し、扱う仮想通貨の総量も国内ではトップクラスを誇る仮想通貨取引所です。
また、セキュリティの高さにも問題が無く、取引所の開設から現在まで目立ったトラブルなどもなく、根強く人気のある仮想通貨取引所と言えるでしょう。
イーサリアムに関しては、取引所形式での購入が可能であり、レバレッジ取引は最大で25倍まで対応しています。
BitTrade

BitTradeは、FX業における有名会社であるビットトレードが運営を行っている仮想通貨取引所です。
元々、金融商品としてFXを取り扱っていることからもセキリティの高さ、顧客情報の保護に定評があります。
イーサリアムに関しては、取引所形式での購入となり、レバレッジ取引は不可能となっています。
【観点別】イーサリアム取り扱い取引所を比較
ここでは、イーサリアムを取り扱う取引所について、用途ごとにオススメできる取引所を開設していきます。
手数料を気にするならbitbankとDMM Bitcoin
取引手数料 | レバレッジ取引倍率 | |
---|---|---|
bitbank | 無料 | なし |
DMM Bitcoin | 無料 | 4倍 |
bitFlyer | 0.20% | 25倍 |
Zaif | 無料 | なし |
QUOINEX | 0.10% | 25倍 |
BitTrade | 0.2~0.3% | なし |
取引手数料が無料であるbitbankかDMM Bitcoinがオススメと言えるでしょう。
取引手数料は、仮想通貨の売買で発生するものであり、販売形式は関係ありません。また、あらゆる手数料は高ければ高いほど、取引における利益は減少することになる為、手数料は仮想通貨取引の中でも特に注意が必要です。
現物取引ならbitbank、レバレッジ取引(FX)ならDMM Bitcoinがオススメです。
セキュリティ重視ならbitFlyer
次に、仮想通貨取引を始めたばかりの方へのオススメとして、セキュリティの高さに定評があるbitFlyerをオススメします。
結論から言えば、セキュリティ対策の甘い仮想通貨取引所では、自分の資産を失う可能性が高まり、改善されたとしても常に不安が付きまとうことになります。
そんな中bitFlyerは、世界の仮想通貨取引所の中でもトップクラスのセキュリティを誇ります。また、万が一取引所に対するハッキングなどで損害が出た場合はユーザーの資産を最大500万円まで補償してくれます。
ただ、この補償制度はあくまで法定通貨、つまり日本円のみです。
仮想通貨に対する補償は、現在日本国内の取引所ではほとんど行っていないのが現状です。
仮にイーサリアムを長期的に保持する場合は、ハードウェアウォレットやコールドウォレットなど、オンラインとは隔離されたウォレットへの移動がベストな選択です。