意外と知らない仮想通貨の情報収集方法まとめ(初心者〜上級者)

coingeゲストライターの田上です。

新聞やテレビでも仮想通貨に関するニュースを頻繁に目にするようになり、いよいよマスに浸透してきているなという実感を抱くようになりました。

中には、1月26日に発生したコインチェック社の不正送金事件の被害に合われた方もいるかと思います。

記者会見やその後の記事などでも話題になった、”マルチシグ”や”コールドウォレット”のように仮想通貨の周辺には専門用語が多く、前提としてある程度のIT知識や金融知識が必要になります。

しかし、そもそも「何を見て勉強したらいいのかわからない」「みんなどうやって情報収集してるの?」といった悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、まずはここから、慣れてきたらここまで、上級者はここも、といった流れで仮想通貨に関する情報収集の方法をご紹介します。

まずは前提知識を蓄える(初心者向け)

最近仮想通貨を保有し始めた、特に技術的な内容は理解できないけど最低限の知識だけは持っておきたい、といった人が対象になります。

調べる際の検索ワードに困ったり、記事を読み進める際に用語がわからず諦めるといったことがなくなれば次のステップに進んでみてください。

仮想通貨用語辞典

情報収集するにあたり、まずは基本的な用語を理解するところから始めましょう。

よく聞くビットコイン用語 - Bitcoin.org

Bitcoin.orgという、仮想通貨を学ぶにあたり最初に目を通すサイトです。
後述しますが、ビットコインに関して最も正確な情報を発信しており、用語以外にも基礎的な知識を体系的に学ぶことができます。

ビットコイン(Bitcoin)用語集 - bitFlyer

ビットコイン取引所最大手のbitFlyerが運営している用語集です。
非常に多くの用語をカバーしているだけでなく、それぞれが端的に説明されているため、学習意欲を削ぐことなく継続して学ぶことができると思います。

また、常に情報が更新されていくため、新しい用語についてもいち早く学習することができます。
bitFlyerという大手の取引所が運営している点も、正確な情報として信頼することができます。

仮想通貨メディア

用語を学習できたら、まずは国内の仮想通貨メディアが発信している情報に目を通すとよいでしょう。

BTCN - bitbank

bitbank社の運営する仮想通貨メディアです。
編集長の山崎さん(通称:ざきやまさん)を中心に、仮想通貨の本質を捉えた良質な情報を数多く発信しています。
BTCNには、バナー広告なども見当たらないため、仮想通貨業界をより良くしたいという思いが伺える点も、良質な情報を発信できている裏付けになっていると考えられます。

ビットコイン研究所ブログ - 大石哲之さん

フルタイムビットコイナーとして国内外問わず活動している大石さんのブログです。
最近は非常にレベルの高い情報を発信していますが、過去には基本的な情報も発信されているため、遡って探してみることを推奨します。

ビットコインダンジョン - 東 晃慈さん

ビットコイナー反省会やコインストリート、ビットコイン研究所を運営している東さんのブログです。
東さんはブログだけでなく動画やサロンなども運営していますが、実名や素顔を出しているという点も、多くの信頼を集める要因となっているといえるでしょう。

仮想通貨業界にはまだまだ有識者が少なく、個人で運営しているメディアがほとんどです。

他にも多くの仮想通貨メディアが存在していますが、そういった媒体の情報を参考にする上で注意していただきたい点がいくつかあります。

  • 誤った二次情報
  • メディア自体でのマネタイズ(お金稼ぎ)を意識しすぎていないものを参考にする

仮想通貨に特化したメディアが増えましたが、正しい情報を発信できているところはほんの一握りです。
現状は、お金稼ぎを意識しすぎたメディアや”二次情報メディア”が乱立しているため、誤った情報を使いまわしているだけのケースが目立つため、情報収集の際には注意してください。

公的機関や一般社団法人

仮想通貨は、その周辺の動向や方針により強く影響を受けます。 日本は世界的にみても法整備が進んでいる国ですので、公的機関などの情報は抑えておくべきでしょう。

一般社団法人 日本仮想通貨事業者協会(JCBA)の議事録

国内の規定や動向に関する情報を収集するには、JCBAの議事録を読むという方法もあります。
こちらは意外と注目されていないように感じますが、国の決定や専門家の意見などが掲載されており、非常に参考になります。

仮想通貨関係 - 金融庁

金融庁のHPには仮想通貨専用のページがあり、仮想通貨に関する規制や方針について掲載されています。
公的機関による一次情報としては、こちらに掲載されるものが正しいといえるでしょう。

また、金融庁はTwitterアカウントも運営しているため、リアルタイムで情報収集を行うことも可能です。

慣れてきたらコミュニティへの参加を(中級者向け)

仮想通貨業界には数多くのコミュニティが存在しています。
そういったコミュニティに属することで、正確な情報を入手したり、有識者に繋がったりすることができます。

ここでは、コミュニティの探し方から、実際に属しておくべきコミュニティを紹介します。

コミュニティの探し方

仮想通貨業界におけるコミュニティとは、Facebookグループやミートアップなどのような一般的なものだけではありません。

特にそれぞれの仮想通貨ごとに、以下のようなコミュニティフォーラムやチャットグループが非常に活発な動きをみせています。

  • Slack:開発者からの連絡や開発者への質問、参加者同士のやり取りが行われる
  • Telegram:Slackと同様の用途で使用され、メッセージが暗号化されるためプライバシーが担保される
  • GitHub:開発状況が確認でき、開発者同士のやり取りも行われる
  • Twitter:アップデート情報などの発信に使用される
  • 公式サイト:正式な情報が掲載されるため一次情報が入手できる
  • コミュニティフォーラム:最も豊富な情報が集まる場所であり、参加者同士の議論なども非常に活発に行われる

中にはこういったコミュニティ内でのみ共有される情報もあるため、自分の保有している仮想通貨のコミュニティには必ず属しておくことを推奨します。

少し脱線しますが、例えば最近なにかと話題の「ネム」は、最初の分配をBitcoin Talkというコミュニティフォーラムで行いました。
その際は、申請者1500人に対して約9億xemが配布されたため、執筆時点(2018/02/07)の円換算で1人あたり約3000万円になる計算です。

ここでは具体例として一部の仮想通貨のコミュニティを紹介しますが、同様のコミュニティが他の仮想通貨でも存在している場合がほとんどですので、ぜひ探してみてください。

ビットコイン

  • ・GitHub:https://github.com/bitcoin
  • ・Twitter:https://twitter.com/Bitcoin
  • ・Facebook:https://www.facebook.com/bitcoins
  • ・Google+:https://plus.google.com/communities/115591368588047305300
  • ・webサイト①:https://bitcoin.org
  • ・webサイト②:https://www.bitcoin.com/
  • ・コミュニティフォーラム:https://bitcointalk.org/
  • ・Wiki:https://en.bitcoin.it
  • ・Q&Aサイト:https://bitcoin.stackexchange.com/

イーサリアム

  • ・GitHub:https://github.com/ethereum
  • ・Twitter:https://twitter.com/ethereumproject
  • ・Facebook:https://www.facebook.com/ethereumproject/
  • ・Google+:https://plus.google.com/communities/116634940173444983011
  • ・webサイト:https://www.ethereum.org/
  • ・コミュニティフォーラム:https://forum.ethereum.org/

リップル

  • ・GitHub:https://github.com/ripple
  • ・Twitter:https://twitter.com/ripple
  • ・Facebook:https://www.facebook.com/RippleLabs/ (※運営元)
  • ・webサイト:https://ripple.com/
  • ・コミュニティフォーラム:https://www.xrpchat.com/

ネム

  • ・GitHub:https://github.com/NemProject
  • ・Twitter:https://twitter.com/nemofficial
  • ・Facebook:https://www.facebook.com/ourNEM/
  • ・webサイト:https://nem.io/
  • ・コミュニティフォーラム:https://forum.nem.io/

非開発者向けの日本語コミュニティ

コミュニティ内での情報が最も正確であることはわかっているものの、ほとんどが英語であり、かつ開発者ではない人にとっては、コミュニティへの参加が難しいと感じる人もいるかと思います。

そういった人に向けて、国内で運営されている日本語コミュニティもいくつか紹介しておきます。

ミートアップ / 勉強会

ミートアップ一覧

こちらのサイトには、日本国内で開催されている仮想通貨に関するミートアップが一覧で掲載されています。

中でも、毎週木曜日に開催される東京ビットコインキャッシュ会議(旧:東京ビットコイン会議)は、2011年より絶えず活動しており、最も開催頻度の多いミートアップとして有名です。
運営者の中にはビットコインジーザスと呼ばれるロジャーがいたり、イーサリアムの発明者であるヴィタリックが来日して参加したりすることもあります。

暗号通貨読書会/勉強会

こちらの勉強会では、ホワイトペーパーの読み合わせや書籍の解説が行われています。
会の内容が非常に豊富で、初心者から上級者まで幅広く参加者が集まるため、人脈作りといった観点からもおすすめです。

Facebookグループ

ミートアップなどのいわゆるオフ会ではなく、オンライン上で情報を集めたいという人もいるかと思いますので、気軽に参加できるFacebookグループも紹介しておきます。

ちなみに、先ほど紹介した2つのミートアップにもFacebookグループが存在しています。

その他に、一般社団法人日本デジタルマネー協会の代表理事である本間さんの運営する仮想通貨勉強会も、非常に有益な情報が日本語で発信されています。

仮想通貨を極めたい人はここまで(上級者向け)

ここからは仮想通貨を極めたい人向けの、非常にハイレベルな情報収集について紹介します。
基本的な知識は中級者向けまでの部分でカバーできますので、参考までにというご覧ください。

ビットコインコア

ビットコインコアとは、ビットコインの運営を行なっている人たちのことです。
そのほとんどが開発者であり、ハードフォークなどの重要な方針の決定を行なっている人たちでもあります。

開発に関するリリース報告やミーティングの議事録などが掲載されており、ビットコインに関する一次情報はここから収集することができます。

ブログなどは日本語でも記載されているため、中級者向けの知識があれば、問題なく読むことができるでしょう。

ビットコイン開発メーリングリスト

ビットコインの誕生がメーリングリストから行われたように、現在も様々なメーリングリストが運用されています。
メーリングリストへ意見を投げたり、逆にメーリングリストを購読することもできます。

ここまでくるとかなりハイレベルですが、仮想通貨を極める際にはぜひ参加しておきたいところです。

デベロッパードキュメント

座学的に知識を習得することも大切ですが、やはり実際に手を動かしてみることで深い習得を期待できるかと思います。

ビットコインの開発(ウォレットやP2Pネットワーク、ブロックチェーンなど)を実際に行う際には、デベロッパードキュメントを参考にするとよいでしょう。

英語での解説となっていますが、PoWやトランザクションの仕組みについて非常に細かく説明されています。

Cryptocurrency Market Capitalizations

Cryptocurrency Market Capitalizations(以下CMC)自体はご存知の人も多いかと思います。
CMCには価格の変動だけでなく、仮想通貨ごとのwebサイトやGitHub、ブロックチェーンエクスプローラの情報なども記載されています。

自分が保有している仮想通貨に関して情報を集めたいと思ったら、まずはCMCで探してみるとよいでしょう。

まずはビットコインから、慣れてきたら他の仮想通貨へ

やはりまずはビットコインをしっかりと理解することが大切です。
ビットコインは最初の仮想通貨であるため、情報量やコミュニティが他の仮想通貨と比べて非常に豊富にあります。

ビットコインだけでも理解するのに時間はかかりますが、ビットコインで得た知識は他の仮想通貨にも活かすことができます。

今後も普及が予想される仮想通貨に関して、今のうちに確かな知識を身につけておくことを強く推奨します。

番外編

番外編と題して、実際に著者が読んだ書籍の中からおすすめのものを紹介したいと思います。

ビットコインはどのようにして動いているのか?

Kindle版のみとなりますが、初心者がまずどの書籍を読めばいいかと言われたら、間違いなくこちらを紹介します。
ビットコインの誕生背景や、技術に寄り過ぎていない仕組みの解説など、非常にわかりやすく、かつ端的にまとめられています。

いちばんやさしいブロックチェーンの教本

ブロックチェーンについて非常に易しく解説されている良本です。
ブロックチェーンはインフラの技術であるため、初心者に対しての解説が非常に難しいのですが、わかりやすいイラストと共によくまとめられています。

ブロックチェーンに関しては、ひとまずこちらを学習すればよいでしょう。
また、書籍購入者にはPDF版のダウンロード特典もついています。

Mastering Bitcoin

ビットコインとブロックチェーンについて、現時点ではおそらく最も詳細に解説されているものかと思います。
Mastering Bitcoinを理解することができれば、仮想通貨とブロックチェーンについて詳しいと言っても文句はないでしょう。

この記事のまとめ

  • まずは基本的な前提知識を、用語辞典や公的機関の発信する情報から学ぶ
  • 慣れてきたらアウトプットの機会を増やすために、積極的にコミュニティへ参加する
  • ビットコイン以外の仮想通貨は、公式サイトや公式アカウントの情報を参考にする
  • 上級者は実際に手を動かして技術に触れてみる

情報収集の際に最も気をつけるべき点は、その情報が正確であるかどうかです。
まだまだ発展途上中の仮想通貨業界では、誤った情報が正しい情報のように出回ってしまっていることが多々あります。

そういった情報を見分けるためにも、前提知識を蓄え、最新情報は必ず一次情報を入手することを心がけてください。

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