分散ストレージ型?未来予測型?テーマ別アルトコイン徹底解説

coingeゲストライターの田上です。


ビットコインがマスに普及していく中で、アルトコインという言葉も徐々に一般的な用語として浸透してきているように感じます。


アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨の総称ですが、その定義の元にアルトコインの代表格をあげるとすれば、やはりイーサリアムやリップルなどが有名です。


今回は、数あるアルトコインの中からテーマごとにいくつかピックアップし、概要や考察を述べていきます。

分散ストレージ型

未来予測型

コンテンツ分散配信型


以上の3つのテーマごとにアルトコインを紹介していきます。

あくまで一部分の説明にすぎません。
実際に購入する際はご自身での調査を推奨します。

アルトコインと草コインの違い

アルトコインを紹介していく前に少し議論になりそうなのが、昨年話題となった「草コイン」と何が違うの?という点です。
草コインの明確な定義は定まっていないため、ここでは筆者の考える草コインについて言及しておきます。

よくその仮想通貨が草コインかどうかという話題の中で、時価総額が基準になっている場合が多く見受けられますが、時価総額で判断すると秀逸なものを見逃し兼ねないと考えています。

なぜなら、取引所に上場させて取引の受給を発生させることで通貨の価値を高めることを、積極的には行なっていないものもあるからです。
しかし、中には時価総額が低くても優れたソリューションを提供しているものがあります。

今回の記事でも、Cryptocurrency Market Capitalizationsの時価総額ランキングで100位以内に入っていないアルトコインも紹介しています。

そのため、本記事においては時価総額の低い通貨ではなく、中身の伴っていない通貨を草コインと呼ぶことにします。

分散ストレージ型

まずは、分散ストレージ型のアルトコインです。 このテーマでは以下の3つを紹介します。

  • Storj
  • Filecoin
  • Siacoin

これらはDropboxやGoogle Driveなどと同様のサービスとなりますが、分散型という点において大きく異なります。

分散ストレージというのは、凄く簡単にいうと、これまで一箇所でまとめて保存していたデータを、分散させて保存しようというものです。

身近な例でいうと、普段使用しているコンピュータの容量が常にいっぱいで困っている、という状態を解決することができます。

少しずつ異なる部分がありますので、それぞれ解説していきます。

Storj

まずは、Storj(ストージ)です。

概要

Storjの利用者は、利用者同士でストレージを貸し借りすることができます。

例えば、Aさんが自分のコンピュータに空き容量が無い場合、Bさんのコンピュータの空き容量を使用することができるということです。

その際、Aさんは借りた容量に応じてBさんに報酬(STORJ)を払い、逆にBさんは貸した容量に応じてAさんから報酬(STORJ)を受け取ります。

これを不特定多数の間でシームレスに行うことが可能です。

仕組み

他人のストレージに自分のデータを保存する場合、データの中身を見られる心配はないの?という懸念が浮上するかと思います。

少しStorjの仕組みをみていきましょう。

AさんのデータをBさんが自分のコンピュータに保存しようとした場合、下図のように、まずBさんのコンピュータ上でデータが32MBずつのSHARDと呼ばれる断片に分割されます。
その後、それぞれの断片が暗号化されて保存される仕組みです。

保存する際にはデータが暗号化されるため、セキュリティ面でも問題ないということがいえます。

そして、この一連の流れが同時にBさん以外のコンピュータでも発生しています。
1番目のSHARDはBさんに、2番目のSHARDはCさんに、3番目のSHARDはDさんに...という具合です。

また、もし保存した先のコンピュータが故障などで使えなくなった場合に備えて、同じSHARDを複数のコンピュータに保存するようにしています。

データ本体を暗号化→32MBごとに分割→分割したものをさらに暗号化して保存
注:Strojのホワイトペーパーより

関連サイト
・公式サイト:https://storj.io/
・ホワイトペーパー:https://storj.io/storj.pdf
・GitHub:https://github.com/storj

取り扱い取引所

現状、日本国内だと取り扱っている取引所はないようです。
Storjを取り扱っている、国外の有名な取引所(見なしを含む)をいくつかピックアップしておきます。

  • Bittrex
  • Poloniex
  • Yobit

なお、Storjは日本国内における認定通貨として公表されています。

Filecoin

次に、Filecoin(ファイルコイン)です。

概要

Filecoinは、執筆時点(2018/01/23)までに、ICO史上最大の約250億円を調達したことで有名です。
基本的にはStorjと変わらず、空き容量のシェアが可能となるサービスになります。

Filecoinを運営するProtocol LabsのCEO Sencha氏によると、全世界で約50%のストレージが未使用の状態になっているとのことで、分散ストレージはそれらの無駄を解消するソリューションになると話しています。

Filecoinには、Storage MarketsとRetrieval Marketsの2つのマーケットが存在します。
いずれも貸し借りをするためのストレージをマッチングさせるためのマーケットプレイスですが、Retrieval Marketsでストレージを借りている利用者は、保存しているデータを検索することができます。

関連サイト
・公式サイト:https://filecoin.io/
・ホワイトペーパー:https://filecoin.io/filecoin.pdf

取り扱い取引所

Storjと同様、日本国内だと取り扱っている取引所はないようです。
調べてみたところ、海外にもわずかに2つでした。

  • Gate.io
  • Lbank

Siacoin

最後に、Siacoin(サイアコイン)を紹介します。

概要

あまりレートの値動きに言及したくありませんが、2017年に最もレートが上昇したアルトコインの1つとして注目を集めました。
概要としては、StorjやFilecoinと同様、ストレージのシェアサービスとなっています。

特徴

Siacoinの公式サイトで、従来のストレージサービスとの比較表がわかりやすく説明されているため紹介します。

Sia、AWS、GC、Azureの比較表
注:Siacoinの公式サイトより

こちらは5TBで利用した際に発生する費用のシミュレーションになりますが、従来のストレージサービスと比べて10分の1ほどの費用で済む計算が出されています。

AWSなどでも十分に安いと感じていましたが、分散ストレージの利点が顕著に現れた結果だと思います。

関連サイト
・公式サイト:https://sia.tech/
・ホワイトペーパー:https://sia.tech/whitepaper.pdf
・GitHub:https://github.com/NebulousLabs/Sia

取り扱い取引所

Siacoinに関しても、国内で取り扱っている取引所ありませんでしたので、国外の有名な取引所を紹介しておきます。

  • Bittrex
  • Upbit
  • Poloniex

未来予測型

次は、未来予測型のアルトコインです。
このテーマでは以下の2つを紹介します。

  • Augur
  • Gnosis

未来予測型というと少しわかりにくいため、具体例を出して簡単に説明します。

例えば、AさんとBさんの二人で、サイコロを振って出る目を予測する勝負をするとします。
Aさんは2の目が、Bさんは5の目が出ると予想しました。
結果、5の目が出ました。Bさんの勝ちです。

このサイコロを振って出る目を当てるゲームのように、未来に起こりうるケースを予測することを文字通り未来予測といいます。

では具体的にどういったものか、それぞれ説明していきます。

Augur

まずは、Augur(オーガー)です。

概要

Augurは未来予測市場におけるプラットフォームで、参加者が特定のイベントに対して未来を予測し、当たれば報酬としてビットコインやイーサリアムがもらえる仕組みです。

Augurでは、誰でも予測対象となるイベントを作成することができ、誰でもそのイベントの未来予測に参加することができます。

ここで、何のために?という疑問を抱いた人もいるかと思いますので、少し現在の生活における未来予測市場について説明します。

課題

イメージしやすいように、予測市場の具体例を提示します。

  • 例①:投資の未来予測
    仮想通貨をはじめ株式やFXなどの投資では、未来にレートが上がるか下がるかを予測しています。
  • 例②:選挙の未来予測
    先日行われた衆院選で、安倍氏と小池氏の選挙活動が注目を集め、小池氏が有力か、との見方もありましたが、結果的に安倍氏の大勝となりました。
  • 例③:カップルの未来予測
    好きな人と付き合いたいが相手は自分のことを好きなのだろうか。今から告白したらどうなるのだろうか。

皆さんもこういった経験があるかと思います。

上記は未来予測のほんの一例にすぎません。
我々の生活は常に未来予測と隣り合わせであり、人工知能の台頭も、過去を学習することによる未来予測の精度向上といえる側面があると思います。

しかし、未来予測市場にはいくつかの課題が存在しています。
それは、運営者による恣意的な操作です。

カジノなどで例えるとわかりやすいかと思います。
カジノでは、ディーラーによる操作が発生しているとの噂が絶えません。

ここで重要なのは、実際に操作が行われているかということではなく、その可能性があるということです。

ソリューション

これに対してAugurは、非中央集権型のプラットフォームを提供することで、恣意的な操作を排除しています。
恣意的な操作が行われているか否かではなく、そもそもその可能性を排除するのが非中央集権型の特徴です。

Augurの目指す世界は、”The Wisdom of the Crowd”という理論の元、1人1人の匿名予測を合わせて全体として、真実を追求するというものになります。

要するに、未来予測をみんなでして、その予測の精度を高めていこうということです。

では、この未来予測の結果が正しいのか否かについて、どのように判断するのでしょうか。
Augurには、レポーターという参加者が多数存在し、そのイベントの結果がどうなったかを報告する役割を持ちます。

そして、この結果報告をしてくれたレポーターに対して、イベントの参加者が手数料としてAugur独自の通貨であるReputation(評価の意味)を支払います。

こうすることで、従来の未来予測市場が抱えていた中央集権による恣意的な操作を防ぐことができています。

取り扱い取引所

Augurはそのポテンシャルの高さから、多くの取引所で取り扱われています。
日本国内でも、3つの取引所で取り扱っています。

  • Coincheck:国内
  • Mr. Exchange:国内
  • Kraken
  • Bittrex
  • Poloniex

Gnosis

次は、Gnosis(ノーシス)を紹介します。

概要

Gnosisも基本的にはAugurと同じく未来予測のためのプラットフォームですが、Augurと異なる点がいくつかありますので、差異を中心に説明していきます。

未来予測アプリケーション開発のためのプラットフォーム
わかりやすく説明すると、Augurは未来予測のイベント会場を提供するのに対し、Gnosisは未来予測のイベントを開発するための方法を提供しているといえます。

そのために、Gnosisにはコア、サービス、アプリケーションという3つの層が存在しています。

  • 第1層:ノーシスコア
    3つの層の中で基盤となる層であり、この層では、イベントトークンの作成、マーケットメカニズム、オラクル及び管理インターフェイスを無料で提供しています。
    普段はあまり目にする機会のない、システムの裏側の仕組みのことです。
  • 第2層:ノーシスサービス
    この層では、新しい市場メカニズムの構築、ボラティリティ(価格変動の度合い)のない安定した通貨、オープンソースのテンプレートアプリケーション、アプリケーションのカスタムツールなどのサービスを提供しています。
    第1層のコアを使用することで、サービスの基盤となるコア上で動作させることが可能です。
  • 第3層:ノーシスアプリケーション
    この層は、一般的な消費者向けのアプリケーションを開発するための層であり、一部はGnosisの開発元または外部の開発者によって構築されています。
    普段、我々がPCなどから操作している、目に見える部分のことだと思ってください。

Gnosisは3つの層から構成され、それぞれで異なる機能を提供している
注:Gnosisのホワイトペーパーより

これら3つの層により、それぞれの層ごとにアプリケーションやプラットフォームを作成できたり、3つ全ての層を活用した未来予測アプリケーションを作成するといったことが可能です。

事実確認速度

Augurでは、未来予測の結果はレポーターと呼ばれる参加者によって報告されていると前述しました。
Augurが抱える課題の一つとして、レポーターが完全に分散型であることによる結果報告の遅さがあげられます。

Augurの場合、特定の未来予測に対して約1ヶ月の結果報告期間が必要となる場合もあります。
すると、例えば2週間先の未来予測をするケースで、結果報告が約1ヶ月後となると、未来予測をしていたはずが、結果的に過去の話になってしまうのです。

この課題に対してGnosisは、参加者の中から選ばれた専門家による結果報告、という方法を採用しました。
こうすることで、未来予測の結果報告を事実確認速度を向上させることできています。

2種類のトークン
Gnosisには、GNOとWIZという2種類の独自通貨が存在しています。

  • GNO
    GNOは、ビットコインやイーサリアムなどの他の仮想通貨と交換可能な通貨で、WIZを作成するための燃料としての役割を果たします。
  • WIZ
    WIZは、Gnosis内で使用される通貨で、レートが1ドルで固定されており、Gnosis上で行われる取引の手数料として支払われたり、市場作成のために使用されたりしています。

Gnosisでは、既に下記のいくつかのアプリケーションがリリースされているため、説明は割愛しますが、興味のある人は下記公式サイトよりぜひ未来予測を体験してみてください。
https://gnosis.pm/
・Price Discovery
・Financial Markets
・Insurance
・Futarchy/Governance

また、Gnosisは特徴的なICOを実施したことでも有名です。
ICOに関する記事は後日執筆予定ですので、そこでGnosisのICOについて考察を述べたいなと思います。

関連サイト
・公式サイト:https://gnosis.pm/
・ホワイトペーパー:https://gnosis.pm/resources/default/pdf/gnosis-whitepaper-DEC2017.pdf
・GitHub:https://github.com/gnosis

取り扱い取引所

Gnosisを取り扱っている取引所は国内にはありませんでした。

  • Kraken
  • Bittrex
  • Poloniex

コンテンツ分散配信型

最後は、コンテンツ分散配信型のアルトコインです。
このテーマでは以下の2つを紹介します。

  • DECENT
  • SingularDTV

DECENT

まずは、DECENT(ディセント)です。

概要

DECENTは、分散型のコンテンツ配信プラットフォームになります。
DECENTを利用することで、コンテンツ配信者は音楽や動画、電子書籍などのデジタルコンテンツを仲介者を挟まずに、直接消費者に向けて配信することができます。

少しわかりにくいかと思いますので、従来のコンテンツ配信における課題を交えながら説明していきます。

課題とソリューション

現状のコンテンツ配信市場における課題として、以下の2つがあげられるかと思います。

①コンテンツ配信手数料
本記事で何度も言及してきましたが、分散型における最大の特徴は第三者の排除にあります。 従来のコンテンツ配信では、例えばYouTubeやAmazon、iTunesなどのプラットフォーム上で、製作者は自分の作成したコンテンツを展開することができました。

そしてそこには当然、手数料が発生します。
これは法人・個人に限らず、製作者によっては非常に大きな負担となっていました。

しかし、DECENTは分散型のプラットフォームであるため、製作者が直接消費者にコンテンツを届けることができます。
当然、コンテンツ配信における手数料は発生しません。

また、配信するコンテンツの価格は製作者が自由に決めることができ、消費者と直接交渉してその場で決めることも可能です。

②著作権保護
インターネットが普及していく中で、著作権保護の問題はいたちごっこのように思います。
自分が撮った写真がSNSで他人に勝手に使われた、YouTubeで音源の不正利用が発覚した、などの問題は後を絶ちません。

これに対してDECENTでは、コンテンツを配信する際に暗号化することで、不正に二次利用されることを防いでいます。

製作者から消費者までに第三者を挟まずにコンテンツを流通させることが可能
注:DECENTのホワイトペーパーより

今後の展望

一見、すぐにでもDECENTに乗り換えた方が良さそうに思えますが、DECENTにはいくつかの大きな課題が存在しています。

1つ目は、違法アップロードです。
先ほど、分散型の大きな特徴の1つとして、第三者の排除があげられると言及しましたが、分散型による弊害も忘れてはなりません。

特にDECENTのようなコンテンツ配信サービスでは、弊害の方が顕著になってしまうケースもあります。

例えば、アダルトやコンテンツや暴力的なコンテンツなどが該当します。
従来のコンテンツ配信プラットフォームにおける手数料は、そういった消費者に悪影響を与えるコンテンツを排除するための運営費とも捉えることができるでしょう。

しかしDECENTには運営者がいないため、そういったコンテンツを自由に配信することができてしまいます。

もちろん、DECENTにおいては、消費者側がそういったコンテンツを閲覧しなければ済む話なのですが、ではそのコンテンツが自分にとって悪影響のあるコンテンツかどうか、という判断もまた、閲覧してからでなければできない部分があります。

2つ目は、市場がレッドオーシャンであることです。
現状のコンテンツ配信系のサービスとしてあげられる企業は、GoogleやApple、Amazonなどが考えられます。

今後DECENTがこの市場をディスラプトしていくには、こういった世界の巨大企業と戦っていく必要があります。

関連サイト
・公式サイト:https://decent.ch/
・ホワイトペーパー:https://decent.ch/media/documents/decent-whitepaper.pdf
・GitHub:https://github.com/DECENTfoundation

取り扱い取引所

DECENTは国内に拠点を置くMr.Exchangeが取り扱っているようです。

  • Mr.Exchange
  • Bittrex
  • ChaoEX
  • Upbit

SingularDTV

次は、SingularDTV(シンギュラーディーティーヴィー)です。

概要

DECENTと同じく、コンテンツ配信のための分散型プラットフォームになります。
DECENTに対して、SingularDTVはイーサリアムのスマートコントラクトを活用することで、より透明性を高めています。

SingularDTVの大きな特徴として、オンデマンド動画配信ポータルサイトの「TVOD」があります。
TVODはSingularDTVが運営するサービスであり、消費者がコンテンツを閲覧する度に少額の利用料を支払う課金システムとなっています。

動画配信サービスで有名なNetflixやHuluは、月額課金制を採用しており、月額料金を支払うことでコンテンツは閲覧し放題です。
一方のTVODは、閲覧したいコンテンツがあった場合にのみ課金すればよいため、消費者としても嬉しい課金システムといえるでしょう。

SingularDTVは分散型プラットフォームであり、かつイーサリアムのスマートコントラクトを活用することで、少額決済を可能にしています。

Tokit

SingularDTVは、全11のアプリケーションを公開する予定で、最初に開発・制作・流通の3種類のアプリケーションをリリースしました。

SingularDTVのCEO Zach LeBeau氏によると、製作者がコンテンツの開発から制作、市場への流通を一元的に管理できる世界を目指しているといいます。

これらのアプリケーションは、分散型プラットフォームにおけるコンテンツの製作者を支援するために開発されました。
その中でもTokit(tokenize itの略)という、作成したコンテンツをトークン化するアプリケーションについて説明します。

SingularDTV初のアプリケーションであるTokitを活用することで、ユーザーは知的財産権・収益・著作権使用料を、プログラム可能なトークンに組み込むことができます。

この仕組みは従来のコンテンツプラットフォームでは有り得なかった機能といえます。
なぜなら、従来のプラットフォームは中央集権的であり、一度配信したコンテンツはプラットフォームの承認なしに改変することができなかったからです。

Tokitによって、製作者がSingularDTV上でクラウドファンディングのように、資金を募ることが可能となりました。

それだけでなく、Tokitで作成したトークンは、SingularDTV上で運営される取引所「Singularx」で取引することができます。

これはまさに、SingularDTV上でのICOといえるでしょう。

下図1番のTokitに始まり、既に5番のLegal Repositoryまではβ版がリリースされています。
非常に大きなサービスを複数リリースしていますが、これでもまだ半分といったところです。
非常に壮大なプロジェクトに挑戦していることが伺えます。

コンテンツ配信業界をディスラプトする可能性を秘めた壮大なプロジェクト計画
注:SingularDTVの公式サイトより

取り扱い取引所

SingularDTVは国内取引所での取り扱いはありませんでした。
中国に拠点を置くBinanceで、非常に活発な取引が行われているようです。

  • Binance
  • Braziliex
  • Liqui
  • HitBTC

うわべの価格変動だけでなく、プロダクトの本質を見極めることが中長期的には重要となる

価値の裏付け、すなわち中身の伴ったアルトコインこそ今後さらに価値を高めていき、それに伴い時価総額も自然と高まっていくと考えられます。

仮想通貨をただの金融商品としてのみ捉えるとその本質的な価値を見誤ることになります。
例えば、ビットコインであれば決済通貨として、Storjであればシェアリングの報酬として、それぞれ固有の価値を有しているのです。

ICOや草コイン、億り人という言葉がマスに広がり、ビットコインのように爆発的な値上がりをアルトコインに対しても期待する傾向が非常に強く感じられます。

しかし、ビットコインの価値が高まったのは単に最初だったからというわけではありません。
ブロックチェーンによる分散型通貨の先駆けマイナーに対する秀逸なインセンティブ設計、それがビットコインの価値の本質です。

仮想通貨への規制が整備され知識のある投資家が増えるにつれ、中身のないアルトコインすなわち草コインは必ず淘汰されます。

そうなると、自然と一部のアルトコインに資金は集まってきます。
そのアルトコインをどれだけ早い段階で見つけられるかの方が、最終的には我々にポジティブな体験をもたらすでしょう。

この記事のまとめ

・分散ストレージ型:Storj、Filecoin、Siacoin

・未来予測型:Augur、Gnosis

・コンテンツ分散配信型:DECENT、SingularDTV


今後もアルトコインは増え続けると思われます。

膨大なアルトコインの中から優れた数%を見つけることができるかどうかが、長期的にみると重要になります。

また機会があればその他のアルトコインについても考察を述べようと思います。

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